旧山銀宇部支店は1939年、戦後日本を代表する建築家の一人である故村野藤吾(1891‐1984)氏によって設計されました。鉄骨2階建てで、隅を切った北西角に玄関を設けています。増築して3階建てになっていましたが、今は新築当時と同じ2階建てに戻しています。吹き抜け部分の1、2階一体の縦長窓などは当時のまま残っています。吹き抜け部分の天井のデザインに村野藤吾らしさが垣間見えます。外観は装飾を抑えたシンプルなデザインになっていますが、よく観ると所々に装飾が施してあります。
ラベル:村野藤吾
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