先日、仕事で大阪府南部に行った時の空き時間に、久々に大阪を旅することができました。
大阪府大阪狭山市の狭山池周辺を散策しました。
狭山池のほとりを散策した後、遊歩道から緩やかなスロープを下って行き、大阪府立狭山池博物館の中庭に入っていきましたが、その空間は滝の水の音しか聞こえない癒しの空間でした。滝のある中庭を通って、円形状のコンクリートの壁に囲われた空間に出ましたが、空を見上げると円で切り取られた初夏の空だけが目に入ってきました。今度は先程の水の空間と打って変わって、静寂の空間でした。空を見ながら緩やかな円形状のスロープを上がって行き、博物館の入り口にアプローチして行きました。
狭山池から博物館入り口までの数百メートルの豊かな空間が存在していました。
博物館に入っていくと、内部にはコンクリート打ち放しの大空間が広がっていました。その中に展示してあるものは、狭山池に関するものが中心になっていました。狭山池の歴史は古く、7世紀前半につくられた日本最古のため池だそうです。狭山池の明治・大正・昭和・平成の改修やダム建設などの土木事業に関する展示をしていました。周辺環境に溶け込んだ、場所の持つ記憶や歴史を感じさせる博物館です。
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