2018年01月25日

新しい高齢者施設

隣接地にデイサービスセンターを運営し、地域に根差し活動されている事業主から平成27年に高齢者施設計画の相談を頂き、既存のデイサービスセンターとの関係を考慮して計画を進め、およそ2年の歳月を経て当施設<サービス付き高齢者向け住宅プルメリア>が山口県防府市に昨年の秋に完成しました。これから先、地域のコミュニティにとって重要な役割を担っていってもらいたいと願っています。
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2007年02月19日

山口市の散歩道

Image020.jpgImage007.jpg 私は8年前には山口市に住んでいました。丁度その頃、焼失したサビエル記念聖堂が再建されたのですが、遠くから白いモダンな外観をなんとなく眺めるだけで、当時は新しい聖堂をじっくり見たいという気持ちが湧きませんでした。最近、そろそろ新しい聖堂をゆっくり見てみようと思い直し、立ち寄ってみました。内部から見ると、ステンドグラスが真新しく、以前の聖堂のものに比べて軽い感じがしましたが、これも年月を重ねていけば、重みが増してくるのでしょうか。これから、山口市の街並みに馴染んでいくには、時間が必要な気がします。以前あった築40年のロマネスク様式の聖堂は山口の町に馴染んでいて、町のランドマークになっていましたので、火事による焼失はとても残念です
ラベル:山口の教会
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2007年02月07日

湯田温泉の散歩道

nakahara1.JPGnakahara2.JPG 湯田温泉の繁華街のある旧9号線道路から少し入った所にある、中原中也記念館に何年ぶりかに訪れてみました。中原中也は山口市出身の詩人で、ここに生家があったのですが火事で消失してしまって今はありませんが、イブキの木は焼けずに残っています。この記念館のアプローチ部分にもなっている中庭空間には心地よい風が吹き抜け、笹の葉が揺れていました。中庭の床のコンクリートには亀裂が入っていましたが、設計者の話によるとこれは中也の心の内を表現したということだったと記憶していますが確かではありません。
 この記念館は建築家の宮崎浩氏の設計により1994年に開館しましたが、現在では湯田温泉の新しい観光スポットの一つになっているようです。今年は中也の生誕100周年に当るので、いくつかのイベントが予定されているようです


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2007年01月12日

街角の彫刻3

super2.JPGsuper1.JPG JR宇部新川駅近くの舗道の一角にある「超空間」という彫刻作品です。この作品は1971年の第4回現代日本彫刻展で大賞を受賞した彫刻です。作者は多田美波さんという女性です。素材はFRPとアクリルで作られているようです。形は正方形で、斜め方向にゆがみ、亀裂が入っています。この亀裂から空間を移動するというイメージのようにも思えます。
 この彫刻の周りは小さなカスケードのようになっていて、水の効果で潤いのある空間になっています


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2006年12月22日

クリスマスの装い

zenniku1.JPG 以前ブログに書いた、宇部全日空ホテル前の「ロンド」という彫刻作品がクリスマスの装いです。宇部にお住まいの方は見かけたことがあるのではないかと思いますが、いつからサンタの格好をし始めたのでしょうか? この事を作品の作者は知っているのか、いらぬ心配をしてしまいます。
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2006年11月20日

街角の彫刻2

tokinokiseki1.JPGtokinokiseki2.JPG 
 山口県生まれの田辺 武氏作の「時の軌跡」という題名の作品です。
ステンレスに赤色の塗装が施してあり、自然石に支えられた状態で山口宇部空港に隣接する公園に横たわっていて、緑色の芝生に赤色が映えています。流れ過ぎていく時間をイメージして作った作品ということです。風に巻かれながら流れていくものをイメージさせ、時の流れを感じる気がします。

 ところで、この公園は以前は子供達とお父さんやお母さん達がサッカーやキャッチボールなどを楽しんでいたのですが、最近では禁止されて閑散とした状態になっています。いつの間にか禁止の看板が立っていて、気づかずに遊んでいた人が多くいたようです。わたしもその一人です。以前、サッカーをして遊んだことがありますが、今では散歩コースになっています。昔のように子供達が自由に遊べる空間がどんどん減ってきているというのに、また一つ、楽しく遊べる空間がなくなってしまい、とても残念です。かなり広いスペースがあるのですから、遊んでいいゾーンと駄目なゾーンを分けるとか、方法はあると思うのですが......。
 皆さんはどう思われますか

ラベル:彫刻
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2006年11月15日

街角の彫刻1

rondo1.JPGrondo3.JPG 宇部全日空ホテル前の舗道にある「ロンド」という彫刻作品です。この作品は2年毎に宇部市常盤公園で開催されている「現代日本彫刻展」に出品された作品で、この彫刻展の後でここに移設されたようです。素材はブロンズで作られています。椅子に座った人がトランペットを吹き、もう一人は立ってフルートを演奏していて、それを犬が座って観ているという微笑ましい情景の作品です。

 今年も10月に第22回目の彫刻展が開催されたようです。この彫刻展は宇部市を「日本一の公害のまち」から「文化の香り高い、潤いのあるまち」にしてゆこうという目的で、緑化事業と並行して行われてきました。この彫刻展はこれからも永く続けていってほしいと思います。彫刻があちこちに散在して、見かけられるようになってもらいたいものです。建築の設計者も彫刻に負けないように、いい建物を設計して行きたいものです。ガンバリマス!

ちなみに、この彫刻の横にある全日空ホテルは前回のブログで紹介した渡辺翁記念館と同じ設計者による建物です。竣工当初は1階ピロティに池と噴水があり、潤いのある空間だったのですが、残念なことに設計者の村野藤吾氏が亡くなった後に、駐車場に変えられてしまったようです。天国で、「コノヤロー」とさぞかし悔しがっているのではないかと思います






ラベル:宇部の彫刻
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2006年10月28日

ふるさと山口の名建築を紹介します。

DSC00049.JPGDSC00046.JPGDSC00034.JPGDSC00055.JPGDSC00039.JPGDSC00008.JPGDSC00040.JPGDSC00005.JPGDSC00004.JPG 日本を代表する建築家の1人である村野藤吾氏(1984年に93才で他界)の設計した渡辺翁記念館(宇部市民館)です。

 この建物の床は、前回のブログで書いた崩壊した韓国の百貨店と同様にフラットスラブ構造を採用していますが、こちらの記念館の場合、しっかりとした工事がなされているので70年近くたった今でも、安全です。

 この建物は近代建築史上に残る名建築として、建築関係者には広く知られています。オーディトリアムの音響効果の良さは竣工当初から有名でした。これまで、多くの演奏会や公演、映画上映などが行われています。もう30年以上前の事になりますが、わたしが中学生の頃、学年全体でオードリー・ヘップバーンとグレゴリーペック主演の映画「ローマの休日」をこの記念館で観たことを思い出します。余談ですが、その頃からオードリー・ヘップバーンのファンになりました。

 外観は緩やかに湾曲する暗褐色の塩焼きタイルを貼った壁でできています。創始者を記念して寄贈した沖の山炭坑6社を象徴する、玄関前の6本のコンクリート打ち放しの柱が印象的です。館内の照明器具も設計者オリジナルデザインのものです。内装仕上げも大理石を使った豪華で美しいものになっています。宇部市の当時の勢いを物語っているようです


ラベル:山口の名建築
posted by yuhi at 12:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 山口の建築・街並み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする