2009年11月06日

雑木の庭

O Houseのリフォーム計画を開始して、1年近くが経過しました。

現在、介護施設に入居中の80歳を超える高齢のお母様の為の自宅のリフォーム計画ですが、リハビリ中で体の状態が日々変わり易く、最終的なリフォームプランになかなか行きつきません。

高齢者の為のリフォームは根気がいる仕事です。

庭はお母様が自宅で少しでもリラックスして暮らせるように、雑木の庭にしてあげたいとの息子さんである依頼主の要望があります。狭いながらも、プチ遊歩道も計画しています。

最終案がまとまるまで、もう少し時間が必要なようです。
ラベル:リフォーム
posted by yuhi at 18:55| 山口 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 住まい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月26日

これからの住環境づくりの方向性

 昨日、山口市で住宅についてのセミナーを開催しました。
内容は「 これからの住環境づくりの方向性について 」です。
 少子高齢化の時代になっていますから今後益々、一日のうち多くの時間を過ごす住環境の重要性が増してきています。人間が周囲の環境から無意識に受けている影響ストレスが病気につながると言われています。住環境・職場環境を改善することを通して、積極的に病気を予防するという予防医学の考え方が、医学界でも起こっているようです。「病気をいかにして治すか」ということだけではなく、「いかに人を病気にさせないか」が問われている。わが国の国家財政における医療費の負担が毎年増大しているという実態が背景にあるのでしょう

 セミナー開催の数時間前に能登半島沖で大きな地震がありましたが、多くの家屋が倒壊したことで、地震対策の重要性を改めて感じました。日本全国どこでも、同じような大きな地震が起こってもおかしくないそうですから、建物の耐震性の向上も益々重要になってきます。
ラベル:住居
posted by yuhi at 22:46| 山口 | Comment(0) | TrackBack(0) | 住まい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月02日

世界に誇れる日本の四季

yuhiteifuyu3.JPGyuhiteifuyu1.JPG 我が家での今年初の積雪。

地球温暖化が進んでいるようですが、世界に誇れる日本の四季が無くならない様に、省エネルギーに努めていきたいものです。自然エネルギーである太陽の光や熱、自然の風などを有効に住まいに取り入れることが、地球温暖化の防止につながります

ラベル:四季
posted by yuhi at 11:34| 山口 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 住まい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月04日

家をつくって子を失う

ie001b.JPG すまいは、どんなに綺麗で器としてのデザインが良くても、家族のコミュニケーションが取れなかったりすると、家族関係にひびが入ったり、色々と支障をきたすことがあります。間取りを考える時には、慎重にじっくりと考える事が重要です。例えば、子供部屋は本当に必要なのか?必要ならば、どこに配置すればいいのか?などと考えることは、子供の将来がかかっている重要なことだといっても、言い過ぎではないと思います。特に小学校の低学年から個室を与え、テレビ、パソコン、携帯電話なども与えることが、本当に子供の為になるのでしょうか。

 大学教授の佐野利器は「住宅論」(大正十四年刊)の中で、次のように述べていますが、今の時代でも言いえることだと思います。
「真の住宅は正に家人本位たるべし、しかも一家団らんの室がその中枢をなさねばならぬ。第一に、子供は一定小さな規模の部屋に押し込められては、育つによろしくない。子供は、叱られないかぎり家中、庭中、どこでも移動して遊びまわるのが常である。それに親が自分の目の届く所に子共を置く方が良い。子供からいっても同じで、親に近づいたり離れたり、時には一緒に何かする、この方が自然である。ことに子供が二,三人以上の場合は単独の子供部屋ではかえってよくない。」

 また、松田妙子は「家をつくって子を失う」(財団法人 住宅産業研修財団 平成十年刊)の中で、次のように述べています。
「子供部屋は、高度経済成長期にうなぎ上りに普及し、受験競争が、それに拍車をかけた。世の親達は他を無理してでも、子供に勉強用の個室を与えた。その要求にそって住宅プランは子供部屋を設ける間取りが主流になり、それもドア式が圧倒的に多い。おまけに大多数の住宅は敷地面積が狭い為に、玄関から直行する2階に独立した子供部屋をつくる。子供は家族と顔をあわせずに家を出入りし、2階の自室にこもることも出来るのである。

 近年の少年非行は、中流の上で、持ち家で、両親そろって高学歴、母親が専業主婦、という家庭の子供がなんと69%にものぼる驚くべき実態である。非行の誘因は一口では言えないにしても、家庭教育を含めた親子のコミュニケーションの不足、それに関連して子供部屋と住まいのあり方がけっして無関係ではないと私は思う。

 子供が帰宅したときの表情態度から、学校や外で起きた出来事を読み取ることが出来るのだが、その日その日の子供の変化に気づきにくい状況の親が多い。

 子供達が人間として立派に育つかどうかに日本の将来はかかっている
。」

posted by yuhi at 23:08| 山口 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 住まい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月29日

記憶に残る空間

 心地良いと感じる空間には、人それぞれの記憶に残る場所が必ずあるのではないかと思っています。「この場所は昔どこかで見たことあるなー。」と追想し、感じることが誰にもあるのではないかと。
 例えば、少年時代に遊んだ水辺の空間や木漏れ日の差し込む森の中などの記憶が蘇ったことはありませんか? 住宅などの空間や環境にも人それぞれ心癒される要素というものが違うのではないかとわたしは感じています。いかがでしょうか?
 僕にとっての一番の癒しの空間要素は水です。自宅のエクステリアデザインにも水を使いたいと思っていますが、おいおい庭にも手を入れていくつもりです
posted by yuhi at 22:24| 山口 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 住まい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月07日

住まいの手入れは愛情を持って...

 6年ほど前に私の設計した住宅のクライアントから先日電話がありました。塗装会社のセールスマンが飛び込みで、そろそろ外壁を塗り替えませんかと言ってきているという内容でした。

 通常、建築後7、8年で塗装は劣化してきますから、塗り替えにはまだ少し早い様に思いましたが数回の台風の影響で、風雨の吹きつけが強かった部分の劣化がありましたので、塗り替えを勧めました。マイカーにワックス掛けする様に、外壁の塗り替えも自分でできる場合は、自分でするということもありますが、このクライアントの場合は高齢のため、業者へ依頼することになりました。

 木部などの塗装の塗り替えは、外観が汚れてきたからきれいにするというだけでなく、外装材を保護することによって雨漏りなどを防ぐという意味もあります。住まいは40年、50年以上の長い間、暮らしていくものですから、マイカー以上に愛情を持って手入れをしていきたいものです。塗装の塗り直しでいい面は新築の時と違った色にできるという点です。色を変えるとまた違った印象の家になることもあります
posted by yuhi at 11:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 住まい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする