2017年10月09日

大阪ぶらり散歩

以前、大阪を散策中に大阪朝日放送の新社屋に立ち寄ったのですが、この建物は道路からトンネルのような大きな階段空間を上がってゆき通り抜けると屋根のない広い広場が開けていました。堂島川の水辺の空間を活かし、空に向かってひらかれた広場が周囲と緩やかに繋がり、都心の中の憩いの空間になっていました。
 この日はあいにく朝日放送は休みで内部には入れず、内部空間は残念ながら観れませんでした。外壁の千鳥格子のスクリーンから漏れる光が内部に差し込み空間を豊かにしているのではないかと想像されます。

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2015年04月08日

大阪の通天閣

大阪の新世界にある通天閣の5階展望台から先日ブログに書いた、ひときわ目立つ「あべのハルカス」が見えます。

展望台には幸運の神様「ビリケン」や夢をかなえる象「ガネーシャ」や「七福神」が飾られていました。

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2015年04月06日

大阪城の桜

大阪城の天守閣下の桜が開花していました。

最寄りのJR駅から大阪城の天守閣までは思ったより遠く、かなりの時間歩きました。

桜並木を見ながら、2重に張り巡らされたお堀を渡ってようやくたどり着いたという感じでした。

このお城は派手好きな太閤秀吉らしく、屋根瓦の一部に金箔が張られた豪華な仕様の城でした。

つい最近修復が終わり一般公開されたモノトーンで白い外観の姫路城(白鷺城)とは趣がずいぶん違う城でした。
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ラベル:大阪城
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2015年04月02日

住宅街の記念館

「竜馬がゆく」を以前読んだことがあり、司馬遼太郎の記念館に行ってみたいと思っていました。

今回、機会があり大阪の住宅街にある司馬遼太郎記念館に立ち寄ってきました。

この施設は司馬遼太郎が執筆活動をしていた自宅と同じ敷地内にありました。

自宅の書斎を外から見ることもでき、雑木の庭を通って記念館にアプローチする構成でした。

内部の展示空間は2層分の高さがある大空間でした。司馬遼太郎の著書や執筆のために参考にした

書籍や自筆の原稿、執筆時に使った眼鏡や万年筆などが展示してありました。
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ラベル:司馬遼太郎
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2014年12月05日

朝ドラ「マッサン」の山崎蒸留所

6年前に大阪へ出張した際にJR山崎駅近くのアサヒビール大山崎山荘美術館に立ち寄った事がありますが、
その時には美術館のすぐ近くにサントリーの山崎蒸留所があることに気づきませんでした。
この蒸留所は現在放映中の朝ドラ「マッサン」に出てくる実在の日本で最初のウイスキー工場だそうです。
知っていれば立ち寄っていたのですが、とても残念です。今度、機会があれば見学してみたいです。
建物にも興味がありますが、ウイスキーの試飲もできるようなのでぜひ行ってみたい施設です。
posted by yuhi at 12:28| 山口 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月10日

懐かしいラグビー場のトイレ

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先日、サッカーの応援の為に俵山のサッカー・ラグビー場に行きました。

偶然なのですが、ここの施設は以前事務所を開設する直前に設計を担当していました。

写真はラグビー場の方の公衆トイレです。17年前に建てられた建物ですが、木の板を張った外壁の塗装が

一部薄くなっている以外は完成当時とあまり変わらない状態を維持していました。

ラグビー場の建物なのでどこかにラグビーを感じさせる要素を取り入れようとしたことが思い出されます。

屋根の上のトップライト部分の形がラグビーボールに見えませんか?

それにしてももう17年も経っているとは.....ついこの前のように感じるのに、年を取るはず。

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2010年10月07日

旧宇部銀行館 ヒストリア宇部

UbeBank1020479.JPGUbeBank1020465.JPG国の近代化産業遺産に認定された旧山口銀行宇部支店は宇部市民の保存運動により保存されることになり、「旧宇部銀行館 ヒストリア宇部」として先月の25日にオープンしたようです。コンサートや展示が可能なスペースがあり、カフェもありました。展示は宇部市の明治時代から大正、昭和にかけて、当時の写真や解説がしてありました。宇部市民として、宇部を見直すいい機会になりました。

  旧山銀宇部支店は1939年、戦後日本を代表する建築家の一人である故村野藤吾(1891‐1984)氏によって設計されました。鉄骨2階建てで、隅を切った北西角に玄関を設けています。増築して3階建てになっていましたが、今は新築当時と同じ2階建てに戻しています。吹き抜け部分の1、2階一体の縦長窓などは当時のまま残っています。吹き抜け部分の天井のデザインに村野藤吾らしさが垣間見えます。外観は装飾を抑えたシンプルなデザインになっていますが、よく観ると所々に装飾が施してあります。


ラベル:村野藤吾
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2010年03月15日

福岡に日帰り視察

ukiha4.JPGukiha1.JPG日帰りで福岡に行ってきました。

建築士会の視察研修で昨年完成した「うきは市立総合体育館」を見学してきました。

この建物の屋根架構には地場産の杉丸太を使っていました。

体育館内上部から間接光が杉丸太のトラス越しに室内に差し込んでいました。

自然の光を感じながらスポーツができる豊かな空間が広がっていました
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2009年12月28日

鎌倉時代の石築地

hakatashou.JPGJR博多駅から少し歩いて行った所に博多小学校があります。

この小学校の建築工事中に石塁遺構が発掘され、小学校の地下に発掘した姿のまま保存された状態で展示されていました。

この石塁(石垣)は1200年代の蒙古襲来の時に攻め込まれることを防ぐために鎌倉幕府により造られたのではないかと云われています。

数百年前の歴史の一部に触れることができ、想像が膨らんできました。
ラベル:発掘遺構
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2008年12月22日

広島の世界平和記念聖堂

murano096.JPGmurano094.JPG所用で広島に行った帰りに世界平和記念聖堂に寄ってきました。

この聖堂は原爆の犠牲になられた方々の追憶と慰霊のために、また全ての国の人々の友愛と平和のしるしとして、建築家の故村野藤吾氏の設計により1954年に建てられました。

外壁は打ち放しコンクリートの柱、梁で真壁のようにレンガがはめ込まれており、楕円形の窓にはステンドグラスがはめ込まれていました。聖堂入り口の彫刻は日本人の彫刻家によるものだそうです。16メートルの天井高を持つ聖堂内部は写真を撮ることができませんでしたが、荘厳な空間が広がっていました。クリスマスのミサが近いので賛美歌の予行演習をしていて、より荘厳な印象を受けました

ラベル:キリスト教
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2008年11月08日

30数年ぶりの広島平和記念公園探訪

hirosimakinenkan998.JPGhirosimakinenkan997.JPG中学生か小学生の頃、修学旅行で広島平和記念公園を訪ねた記憶があります。あれから30数年が経ちましたが、久しぶりに訪ねてみると周りの様子が少し変わったように感じました。

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館は原爆死没者の尊い犠牲を銘記し、追悼の意を表すとともに、永遠の平和を祈念するため、2002年8月に開館されました。この祈念館は建物のほとんどの部分を地下に埋めて、平和祈念公園全体の視線を遮らないように景観に配慮しているようです。

円形状の地下2階、平和祈念・死没者追悼空間には原爆投下後の爆心地周辺の様子を死没者数(約14万人)と同数のタイルを用いてパノラマで表現していましたが、全体がぼやけた感じであまり臨場感がありませんでした。空間全体をリアルに再現したほうが来館者に戦争の悲惨さを訴えられるのではないかと感じました。パノラマの前に林立するコンクリートの柱も展示のじゃまにならない位置に配置することができなかったのかなと残念に思いました。

円形状の平和祈念・死没者追悼空間上部の屋外には原爆投下時刻である「8時15分」を表したモニュメントがありました。この祈念館のエントランスへのアプローチ通路から見えるようになっています

ラベル:平和祈念館
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2008年03月13日

京都の数奇屋茶室

taianP1000165.JPGtaianP1000164.JPG京都のJR山崎駅のすぐ前に妙喜庵という小さなお寺があります。檀家がなく、茶道のみを営むという珍しいお寺です。この寺の中には千利休が作ったとされている「待庵」という数奇屋風茶室があり、国宝に指定されています。以前から観たいと思っていましたから、観覧しようと思いましたが、待庵は少なくとも一ヶ月前に予約をしておかなければ観る事ができないそうです。その代わり近くにある大山崎町歴史資料館の中にある実物大に複製した「待庵」を見る事ができましたが本物とは当然、歴史の重みが違うのでいつかまた本物の「待庵」を観たいという気持ちを持ちながら京都を後にしました。
ラベル:数奇屋
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2008年03月09日

京都の旅

ooyamasakiP1000129.JPGooyamasakiP1000157.JPG 仕事で大阪に出張した時の空き時間を利用して、以前から訪ねてみたいと思っていた大山崎山荘美術館に立ち寄りました。
この施設は京都のJR大山崎駅から坂道を登って、約10分くらい歩いて行った所にありました。

この建物はもともと個人の別荘として大正から昭和にかけて建てられたもので、イギリスのチューダー様式を参考にして設計されたようです。建て主はヨーロッパに遊学した経験があり、西洋文明に親しみ見聞を広めたことにより欧州の様式をまねて建設したようです。

アサヒビールが別荘を修理補修し、美術館として1996年に開館したようです。新館は本館とは対照的なコンクリート打ち放しの建物で、地下には印象派の画家の作品を展示していました。多くの安藤忠雄氏の作品に見られるように、この美術館の入り口へのアプローチ部分にはカスケードの水の音が印象的でした。





ラベル:美術館
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2007年06月19日

狭山池の散歩道

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 先日、仕事で大阪府南部に行った時の空き時間に、久々に大阪を旅することができました。
大阪府大阪狭山市の狭山池周辺を散策しました。

 狭山池のほとりを散策した後、遊歩道から緩やかなスロープを下って行き、大阪府立狭山池博物館の中庭に入っていきましたが、その空間は滝の水の音しか聞こえない癒しの空間でした。滝のある中庭を通って、円形状のコンクリートの壁に囲われた空間に出ましたが、空を見上げると円で切り取られた初夏の空だけが目に入ってきました。今度は先程の水の空間と打って変わって、静寂の空間でした。空を見ながら緩やかな円形状のスロープを上がって行き、博物館の入り口にアプローチして行きました。
狭山池から博物館入り口までの数百メートルの豊かな空間が存在していました。

 博物館に入っていくと、内部にはコンクリート打ち放しの大空間が広がっていました。その中に展示してあるものは、狭山池に関するものが中心になっていました。狭山池の歴史は古く、7世紀前半につくられた日本最古のため池だそうです。狭山池の明治・大正・昭和・平成の改修やダム建設などの土木事業に関する展示をしていました。周辺環境に溶け込んだ、場所の持つ記憶や歴史を感じさせる博物館です


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2007年01月19日

神戸市長田区の「紙の教会」は今

kaminocherchi3.JPGkaminocherchi2.JPGkaminocherchi1.JPG 阪神・淡路大震災から12年経った今でも空き地がまだ多く残っているようですから、まだ完全に長田区の復興が終わっていないということでしょう。関西には大学の頃の友人も多くいて、震災の時はとても心配しましたが、12年も経ったような感じがしません。
 この建物は阪神・淡路大震災の際の地域復興までの間のコミュニティホールとして造られた仮設の建築で、「紙の教会」と呼ばれていました。建築家の坂茂氏の設計によるものです。
 私が訪れてから随分になり、仮設ですから今はもう無いと思うのですが、どうでしょうか


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2007年01月08日

美術館を訪ねて2(静岡)

serizawa002b.jpgserizawa001b.jpg 静岡市の登呂遺跡に隣接する芹沢美術館は、染色家で人間国宝の芹沢けい介氏の作品を展示した美術館です。芹沢けい介氏は染色家ですが、絵本、看板、ステンドグラスなどのデザインも手掛けています。
 この美術館の設計は建築家の白井晟一氏(1905〜1983)によるものです。外壁は石を積み上げた重量感のあるもので、一部、蔦の絡まった壁になっています。屋根は銅板葺きです。内装にも石や木などの天然素材を使い、中庭には、噴水のある池を配しています。ゆったりして、落ち着いた空間になっていて、美術鑑賞が楽しめます。
 建築家の白井晟一氏の設計による建物は、石を使ったものが多く、重厚で哲学的な空間を得意とする建築家です。それは白井晟一がドイツで哲学を学び、その後、建築家に転身したという経歴から来るものなのかもしれません

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2006年12月13日

美術館を訪ねて1(伊豆)

izu001.jpg 以前訪ねた静岡県松崎町の「伊豆の長八美術館」を紹介します。この美術館は建築家の石山修氏による設計で、世界でも稀な漆喰を使った芸術作品を鑑賞できる美術館です。江戸時代から明治時代にかけて活躍した当地出身の左官職人「入江長八」についての展示を主にしていましたが、この美術館の内外装自体も現代の腕利きの左官職人による漆喰芸術になっています。天井には「花を持つ天女」が漆喰で作られています。アプローチ部分の外壁部分にも土佐漆喰による、鶴をイメージさせる彫刻が制作されています。

 この美術館のすぐ脇には石山氏の友人による彫刻がありました。スペインの建築家ガウディによる設計により100年以上も造られ続けているサグラダ・ファミリア教会の工事に協力中の彫刻家、外尾悦郎氏による、植物をイメージさせるような作品です



ラベル:美術館
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2006年12月01日

環境との共生 香椎浜の「ぐりんぐりん」

guringurin2.JPGguringurin1.JPG 博多湾東部の人工島に福岡市が建設したアイランドシティ中央公園の「ぐりんぐりん」という中核施設は建築家の伊藤豊雄氏設計による環境共生型の建物です。屋上緑化によって空調負荷が軽減され、地球にやさしい建物になっています。

 遠くから見ると建物には見えず、丘が連なっているように見え、ランドスケープと一体となった風景を作り出しています。近づいていくと、そのまま散策路と連続して緩やかな勾配のついた屋根の上に上がって行ける様になっています。屋上そのものも散策路になっていて歩き回るのが楽しく、周りの植物も良く見えるようになっています。
 設計者の話によると、この建物は自然界に存在する「渦や巻貝」をイメージして設計したということです。
 建物内部は亜熱帯植物を中心とした展示温室になる予定で、来年の4月から体験型施設として利用可能になるそうです

ラベル:環境との共生
posted by yuhi at 13:00| 山口 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 建築探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする